2011年08月24日

「機は熟したり」南城市道の駅構想

皆様、こんばんは、
南城市はいよいよ、より具体的に「道の駅構想」に突入です。  

古謝市長より「機は熟した」と観光振興委員会が開催されメンバーも観光協会、
漁協、農協、久高島NPO法人、文化財ガイド等各方面の10名が市長から委嘱状が交付され、
そして一般市民から数名公募選ばれて受託された業者、行政のメンバーで構成される。
来年末のオープンを目標に南城市観光協会の潮平会長を中心に諮問機関として動くことになる。
メンバーは「建物に係る部会」と「管理運営に係る部会」の2つに分かれる検討体制である。

ところで、先日、南城市観光協会主催のガイド養成講座を受講した。
今回は、沖縄大学の松鷹教授のご専門の「観光ガイド論」であった。
私は観光に関して、学術的に学んだ事がなく、
今回の講座は、ペンションの集客や観光協会でのイベントづくりなどに驚くほどのヒントがあった。。

よく覚えている内容が2つある。
一つ目はNHKの調査「21世紀に残したい日本の風景百選」の中で富士山が1位であった事。
富士山を選んだ人達の様子をビデオの中で、富士山に日常の事を話しかけている人や抑留地
ハワイから日本に戻る時初めて富士山を見た沖縄の男性の思い(感動、勇気が今後の支えに)が
富士山にはあった。沖縄の「サンゴ礁の海」は22位であった。

二つ目は市長から委嘱状を受けた者としては重要である。
それは、松鷹先生の講義の中でも私にとっては心強い内容であって、また、ではどうやって?
経済効果を得ればいいのか課題でもある。
その二つ目の内容とは、
マーケティング志向の今ある資源をとり出してサービスを提供するのでなく、そのようなブーム的なものはやがて去っていく。それより、自分たちの歴史物語(仮説でもいい)を再評価し自信をもってアイディンティティを持つほうがよい。そのような事を言っておられた。
私はこの歴史物語には思わずニンマリとし心躍る思いであった。
だが、
「今ある資源を取り出してサービスの提供をするのでなく」と今の今まで学んだ事を否定されている。
であるのでこれに悩んでしまった。
先生は労働、経済、学習等は観光の本質から離れていると説いた。訳が解らない訳じゃないが
私にはもっと学習する必要がある。
しかし、
一方の歴史物語の再評価と言えば私にとっては「聞得大君のお新下り」読み方は「きこえおおぎみのおあらおり」とよみます。「お新下り」の再現である。この「お新下り」を事あるごとに説いていたが、聞得大君は今現在全国放送中の「テンペスト」の中では悪者になっている。
それを払拭しなければならないと市の課長もぽつりと言っていた。もっと大声で言って欲しかった。
まったくそのとおりで沖縄県民であれば誰でもそう思う。
聞得大君の就任式(お新下りとは聞得大君になる就任式の事)は南城市の世界遺産である斎場御嶽で行われていた事からしても南城市民であればことさら清く美しい「聞得大君」をどこかで見たいものである。
「お新下り」再現の事が観光協会の理事会でも話が出た。「機は熟したり」南城市道の駅構想
少しずつではあるが
庭のマンゴーが赤みを帯びて行くように機が早く熟してほしいものだと思った。
石川啄木の歌に 梅の鉢を大にあぶりしが未だ咲かざりしかな
焦るなと言われているようだ。

就任式(お新下り)の機が熟しイベント化の兆しが見え隠れしてしてきたら報告したい。
焦るなって?

長浜






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Posted by 安座真ムーンライト・テラス at 03:26│Comments(0)地域情報
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